滴下浸透気化式加湿器
VFCタイプ
製品 機能・特長
- 単独運転
- 床置型
- ファン内蔵
VFCタイプは、室内の床面に設置して使用する滴下浸透気化式加湿器です。室内の空気を吸い込み、加湿した空気を室内に送り出す直接加湿ですので、空調機の冷暖運転や風量変動に左右されずに確実な加湿が得られます。
滴下浸透気化式加湿器 VFCタイプ ラインナップ
VFC5000・VFC10000
単独運転の気化式としては大容量となる2型番を用意。空調システムや空調機の運転モードに左右されることなく、室内の空気条件に応じて確実に加湿します。また、通信機器室・サーバールーム・電子機器工場など顕熱負荷の大きい室内では、発生した熱を水分の気化蒸発に利用するため、冷房負荷を軽減し省エネルギーにつながります。
滴下浸透気化式加湿器 VFCタイプ 主な機能と特長
加湿モジュール・ドレンパン・ファン・操作スイッチ・プレフィルタなどをコンパクトにパッケージ化しました。
単独運転の気化式としては大容量となる2型番を用意しました。
二連電磁弁を採用し、給水システムの安全性に配慮しています。
正面のパネルと吸込グリルを開ければすべてのメンテナンスが可能。シンプルな構造で機械的な故障が少ないことも特徴です。
操作スイッチには「運転」・「加湿」・「警報」などの運転状態を表示するほか、積算運転時間も表示。メンテナンス周期の確認も容易です。
「運転」・「排水 / 漏水異常」などの外部信号の取り出しも行えます。
事例紹介
データセンター
データセンターでは、静電気による機器への障害の防止、精密機器の機能維持を目的に湿度調整がされています。
以前までは電極式などの蒸気式加湿器の採用が多くみられましたが、近年では気化冷却を利用した消費エネルギー削減を目的に気化式加湿器が採用される例が増えています。
製紙工場・印刷工場
紙は水分含有率に影響を受けて伸縮したり、乾燥時の摩擦などによって静電気が発生します。これらの問題を抑制するためには湿度管理が重要です。
加湿器は、室内直接加湿の超音波式や気化式加湿器が適していますが、印刷工場ではパウダー状の粉塵などが多く、加湿器の汚れに注意が必要です。高い清浄度を要する所では電極式などの蒸気式加湿器も採用されることもあります。
電子機器工場
空気の乾燥により静電気がおこると、生産機械の停止による生産効率の低下や、コンピュータの回路の故障や誤動作を引き起こします。そのため年間を通じ、安定した湿度環境が重要となります。加湿器は気化式加湿器、または蒸気式加湿器が多く採用されています。